このレビューはネタバレを含みます
これは何時間でも観ていられるかも。
なんてことない日々を送る平山さんの日々をなぜかずーっと観ていたくなる。
やはり、これも役所さんの演技力に惹き込まれてしまったということなんだと思う。
セリフが少ないということは聞いていたが、カメラ店の店主と『おーっ』『あーっ』で会話してる感じとか、お寺の和尚さんとの目とジェスチャーだけの会話とか、それで成り立っちゃうのが、平山さんの世界であって。とても素敵な世界観だった。
自分がいかに、しゃべりすぎ、モノにあふれすぎた生活を送っているか考えさせられた。
そして、映像、音楽がとても良くて、MVを観ているような感覚。サントラ購入したくなる。
陰踏みのシーンとかステキすぎて、帰り道に笑顔で自転車をこぐ平山さんを観てるだけで泣けてきた。
バックグラウンドを探りたくなるけど、あまりそこには触れずに、ただただ観たモノだけを楽しみたくなる、私にとってはそんな作品だった。
ラストの平山さんの表情も良かったな…
