御伽噺
穏やかさに泣きそうになる
美しさで何かが隠されている気がする
綺麗なトイレしか映らないように、東京で生きていくことの綺麗な部分だけを救っているような
映画が必ず政治的である必要はないと思うけど、今、この2023年の東京をロケ地とし、人物が本当にこの時代を生きているように描写する映画にしては、見えてないことが多すぎる
トイレを掃除する仕事をすること
規則正しい生活の中で、植物を育てること
天気の良さや木漏れ日の美しさを持って幸せを感じること
スクリーンに映るとその生活が幸せであるように見える
けれど、それを幸せと体感し、満足できない自分もしる
聖人すぎる前半は御伽噺のフェアリーと思った
最後の泣き顔
トイレの清掃員をして生きていくのに、焦りなく、穏やかにいられるか
個人に生活が宿っていること
次の日起きて、会社に行った
その道で見た空とか、冬の空気とかを気持ちいいと感じること。思い出した
一つの車、一つのスーツにも生活があると
どこか平山を探している自分もいる
ちょっと思い出しただけの鑑賞後ににていふ