「しあわせは いつも じぶんの
こころが きめる」
相田みつをさんの言葉を思い出した。
日々是好日。
心の持ちようで変わり映えのない日々もPERFECT DAYSになる。
世の中の美しい面しか見ない平山さんは、真の意味で豊かな人生を送っている。
人間のいちばん汚いところを丁寧に掃除してキレイにする。まるで都会に紛れ込んだ神様みたい。
人の本質をみる人は、そんな平山さんに惹かれる。
音楽と読書と写真。銭湯。古本屋。
居酒屋。小料理屋。
日常にささやかな楽しみを散りばめて、
空を、風を、木々を見て、
静かに微笑みながら生きる。
何も語られないけれど、
この境地に至るまでに多くを諦め、
多くを受け入れて来たのだろう。
シンプルだけど、とても奥深い映画。
何度も平山さんに会いたくて、
何度でも観たくなる。