このレビューはネタバレを含みます
渋谷区のトイレプロパガンダ映画。
予告編みて興味はあったけど上の1行をどこかで見かけて、渋谷区以外の汚い公衆トイレの事考えてイラつきそうだなって思ったから見るのやめようとしたんだけど
桐島聡の逃亡生活がこの映画に似てるという感想を見てやっぱり気になって見てきた。
ぱっと見の感想が絶賛ばっかりでちょっとキモいなって思った。(ヴィムヴェンダースの事よく知らないせいもあるかも知れない)
運転手付きの車で生活している妹から見てとれる(恐らく相当に裕福な)環境で幼少期に教育と智慧と健康を得てる(であろう)からこそのあの生活であって
「こんな風に生きていけたなら」は
「結局金(及びその他社会的な物々の裕福さを知ってるからない物ねだりや欲をかかなくて済むし、日々の楽しみを見出せる)じゃね?」っていう見方にどうしてもなっちゃって何かダメだった。
あの主人公の見た目が役所広司じゃなくても
集めてる植物の入れ物が陶器じゃなくて半分に切ったペットボトルでも
行きつけの店なんかなくて決まったコンビニで買うカップ酒1人で飲んでても
職業トイレ掃除じゃなくても
別にいーじゃん心の持ちようはいつでも実現可能だろと思うんだけど。
(わざわざ役所広司にやらせなくても誰に見向きもされない個人がSNSの外でずっとやってる事だと思う)
4DXで夏の高温とトイレにこもる湿気と臭気を再現してくっつけてくれたらなんかまだ納得できるかもしれない。
最後ちょっとウトウトしたから見逃してるかもだけど柄本時生に渡した金返ってきたのかな、
あれ現実だったら勝手にカセット売られてから仕事飛ばれるまであるよなって思った。
(そして人員は補充されない)
あと細かくてどうでも良いんだけど昼休みに牛乳500mlは飲みきらなくない?