かなり長めのBOSSのCMとしてもギリ成立
良かったです!
日常って基本的には同じことの繰り返しだけど、その中に自分の好きなことや楽しみを誰しもが持っていて、ありふれた日常の中のその小さな幸せたちが結局は1番の幸せなのかもしれないこと。それでもたまにイレギュラーが発生して、たまの幸せたまの再会、嫌なことも同じように起こる時は起こること。
これこそまさに人生ですよね。
平山さんのパターン化された生活とちょっとした事件など、人生のほんの一部が切り取られた映像ですが、その一部から短くは無い期間をこの場所でこの仕事をして生活していて、その中で少しずつルーティンや楽しみを作ってこの生活が確立されてきたんだろうな、とか、この人はこの仕事に誇りややりがいを持っているんだろうな、とか、
セリフは少ないしただただ生活を写しているだけなのに、そういった背景や人となりがすごく想像できるようになっているのがとても良かったし、心地よい映像でした。
自分だけの自分のためのちょっとした楽しみとかってありますよね。そういうのめちゃくちゃ好きです。
他の作品だとパターソンが思い出される内容でした。
あとはやっぱり役所さんですよね、
役所さんだからこそ見に行ったし、役所さんだからこそ良いというところが大きいです。
常々トイレは綺麗なら綺麗なほど良いと思っている綺麗なトイレオタクなので、こんなに丁寧に掃除してくれていたらありがたすぎるなと思う仕事ぶりでしたね、平山さん。
オシャレなトイレばっかり出てましたね、相当厳選してるんじゃないでしょうか。
監督が日本大好きな方らしいですが、映像の視点からかなりそれが伝わってきたような気がします。
睡眠中を表現しているような映像が度々挟まっていましたが、そこに便器が写ったら笑っちゃうなーとかそんなくだらない事を考え、1人にやにやしてしまいました。。。