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PERFECT DAYSのtsuyocinemaのレビュー・感想・評価

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
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平山演じる役所広司の表情、特に目の演技が見事!
その結果、平山によりあらゆる人々の人生を温かい眼差しを降り注ぐ映画だった。

その眼差しはトイレ掃除の人に対するあらゆる人の視線やにミュート感(感謝も言わずき母親のあの除菌ティッシュな感じね!)、金持ちの妹の配慮ありげな無礼…すらも包み込む温かい眼差しだった。
自分ももこんな温かい眼差しを獲得したい。


また平山ななじみの銭湯、行きつけの浅草の地下街の飲み屋、古本屋、写真屋、そして休日に行く小料理屋…全てがいい感じの距離とコミュニケーション量
(あの本屋で本買いたいし、浅草の飲み屋いきあい)

タカシ(柄本時生)が1人で寂しくないの?と言ったけど、平山は寂しくなんかないのよ!
日々パーフェクトデイズなのよ!
自身も銭湯、本、風景、音楽でふと感動するような小確幸を感じる身としては平山に共感ありあり!

過度な表情を見せずに渋く見せてた役所広司が表情筋全使い&様々な感情ないまぜの表情変化をするシーンは圧巻かつ感動!!!



ベルベットアンダーグラウンド、ルーリード好きなんだな俺!と再確認

▪️好きなシーン
・若い子にキスされちゃってニヤつくのとルー・リードのパーフェクトデイかかるギャグ
・レコ屋でタカシがカセット売ろうとしてる時にカセットdigる平山(しかもルーリード!)
・昼休みのOLに微笑ましく会釈するも、不審がられて困惑する平山
・平山の言う「現実の世界で同じ世界に住んでいるようでも違う世界を生きている」という発言は現実世界のメタバース性を看破しているシーン
・今度は今度、今は今と言いながらの自転車
・三浦友和との影踏み(笑ってしまった!)
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