無口で優しく、仕事に誠実で、音楽と読書の趣味がとても良く、どうにも愛おしくなってしまう。
植物に葉水を与え愛でる時の真剣な表情。
美しいものにカメラのシャッターを切る時の眼差し。
労働の疲れを癒す銭湯と酒。
瞼の落ちる限界までの読書。
理不尽なことに怒りを露わにした時にも、傷心のやけ酒やけ煙草をする姿にも、人間味を覚える。
大好きです、平山さん。
「足るを知る」
そんな言葉を体現した、まさに木漏れ日のごとく豊かな生き様が、きらきらと眩しかった。
食生活にはちょっと心配になったけれど笑
判で押したような平山さんの日々の営みと労働が繰り返し描かれた序盤、どう過ごしてるのかな?と気になっていた休日がふいにやっていたもので、よっしゃきたー!となった笑
世界は人の数だけある。
影は重なると濃くなる。
車を運転しながら音楽を聴くの、私も好きです。
木漏れ日という言葉を生み出した日本人であることを誇らしく感じました。
そしてラスト。
喜怒哀楽が入り乱れた表情。
役所広司さんは俳優として最高峰です。
(スカイツリーや浅草には馴染みがあるし、参宮橋に住んでいたことがあり、あの公園や神社も時たま散歩で訪れていたので、嬉しくなった)