ヴィム・ヴェンダースオールナイトに向けて予習。大好きな『ベルリン・天使の詩』ぽいところとか、浅草をはじめとする下町の風景、首都高から見る東京など、好きな要素はあるものの自分には少し退屈な映画でした。特に気になったのが、出てくるトイレがぜんぶ綺麗すぎて(デザインもそうだし、汚れ具合も)リアリティがなかった点。それ故に作品が描こうとした平山さんの哀しさがいまいち伝わってこなかった。あえて嫌な言い方をすると、おままごと的に貧乏暮らしをいてる人のように見えてしまう。だって、辛くなったら実家に帰ればいいわけじゃん?とか思っちゃう。