PERFECT DAYSのmaのレビュー・感想・評価

穏やかでシンプル。複雑さや変化さえも。
トイレ清掃を生業にした役所広司の毎日を、それはまあ美しく撮る。
映像に映るものは主に公衆便所、ボロ屋のアパート、雨の日の都内駅地下、初老の男等、モチーフは決して美に直結するものではなかったが、男の生活リズムに合わせて規則正しく映されるモチーフ達の映像はまさに美でしかなかった。
役所広司という人に釘付け。