映画ってこういうのを言うんだよな、とそう思い返させてくれるまるで木漏れ日のように繊細で素敵な作品だった…！
おそらく（クルミっ子が好きなので）鎌倉あたりで生まれ育ったと思われ、いまはスカイツリーの見える下町のアパートに住みながら渋谷区のトイレ掃除をして生計を立てる平山という男の日々を描いた作品。
夜明け前に近所の神社から聞こえてくるほうきの音で目覚めるところから、お昼は決まった場所で木漏れ日をカメラで撮影してLAWSONで買った牛乳とサンドイッチを食べ、本を読んでから眠りにつくところまで、そのほかのやること全て含めて彼のルーティーンは決まっている。土日はコインランドリーやカメラ屋さんに写真の現像をしに行き、写真を仕分けたらママのお店へ。
まるで全てがルーティーンのように回っているように見えても、その日々には小さな喜びや幸せが散りばめられており平山さんはそれを毎日とても大切に噛み締めていた。
この世界にはたくさんの世界があるけれど、自分にとって心地良い世界に身を置いて
日々幸せに生きていけたらそれ以上の幸せってないよなあ🍃
3連休最終日の日曜日の朝に、スクリーンの没入感を味わいながらこの映画を観られて極上の幸せを感じました☺️🤍
2024年5本目
