このレビューはネタバレを含みます
トイレ清掃員の平山の日常の話
見終わったあとタイトルがピッタリだと思った
すごく面白かったし共感できる映画だった
はたから見れば同じような日々の繰り返しでも平山からしたら同じ日なんて一日もなく色々なことが日々起こっている。
それが淡々とした映像や表情から読み取れて良かった。
トイレ清掃の仕事についてもタカシにとってはつまらない仕事の一つでも平山の視点では毎日色々なことが起こっていた。
タカシが平山の対比としてのみ描かれたキャラクターなのかなと思ったけど、タカシの幼馴染が現れたことでタカシにはタカシの道があるんだなぁと思えたのが良かった。
あとキャストが素晴らしかった。
特に主演の役所広司が素晴らしかった。
口数が少ないキャラクターながらほんの少しの顔の動きで感情の機微が伝わってきた。
音楽も素晴らしかった。
車内で流しているカセットから流れる音楽や居酒屋で歌うママの歌が作品のアクセントになっていて良かった。