PERFECT MOVIE&ACTOR
製作陣の愛が大きすぎる故、このシーンはちょっと長くないか?と思う瞬間も2回くらいはあったけど、それを見終わってから思い出すのもまた良かった。
タイに行った後に見たことで、僕の起伏ある人生を欲する気持ちが余計に揺らいだ。
全部ダメだってなった時に絶対に救われる映画だなと思った。
が、負けへんぞ、とも思った。
パンフレットの中の、「フィクションにはドキュメントが必要でドキュメントにはフィクションが必要だ」という言葉に萌えたなぁ...って、そうなんだよ、やっぱり人生にはフィクションが必要なんじゃないかってなっちゃった。
パンフ読んだの込みだと星-0.5。
でも1100円でこの密度は+2.0くらいの価値があると思うので、パンフもオススメしたいです。
再見
人と関わることの喜びと悲しみを全く同時に描いているのが、素晴らしい。
1回目と感想が変わった。人と関わることを描いている作品だと思った。
だから妹と抱き合ったあとに泣いている意味がわかった気がした。
ヒラヤマさんは悪い意味ではないけどちょっと意固地だと思った。そこは俯瞰的に見れたのだろうと思う。
影、モノクロの演出が、「木漏れ日(の色々)」を表すためだけだとしたら、あまりにミスリードだと感じて、優しくないなぁ。と思った。
そして今回は次の日以降も想像した。
もうあのママには会いに行けないのかなとかよぎったけど多分会いに行くんだろうし、清掃にデキ女が来てくれたから、余暇の時間が少し増えるだろうし、その時間では何をするかなぁって考えた。
にこちゃんが本を返しに会いにきてくれる今度があるなら生きていけそうだけど、それが無くなった時、どうしよう。
また新たな素敵な出会いがあるのかな?と思ったりもするが、年齢も年齢だし、、ということを監督も考えているのではと感じた。
あの自販機はいつまであるのだろうか。
あの軽自動車はいつまで走るのだろうか。
あの毎日はいつまであるのだろうか。
「終わり」にまで目が向いた日だった。
明日僕はどんな顔で家を出られるんだろう。