この映画を見て、なんでもない日々の繰り返しを、PERFECT DAYSだと感じる人生に感銘を受けたところで、私自身はもはやそうなれないことが分かっていて。
好きなアイドルのライブにも行きたいし、たまには旅行も行きたいし、色んなお店の美味しい料理も食べたい。
頭の中の人生でやりたいことリストに一つずつスタンプを押していく日々じゃないと、PERFECT DAYSには近づけない。
でも、平山の生きている世界を、交わっているようで交わっていないそれぞれの世界を、尊いと思える人でありたいね。平山がそういう価値観で生きているー不真面目な後輩の意外な一面に嬉しくなったり、行きつけの小料理屋のママの元夫と酒を飲んでちょっと遊んでみたりーからこそ、見知らぬ誰かの使うトイレを一生懸命きれいにできるのかも。
流入する情報が多すぎるから、日々のちょっとした遊び心、人との些細な交流に、価値を感じにくくなってしまうのかな。大切にしたいね。
てか、小料理屋のママ石川さゆりかい、そりゃ歌上手いよ。笑
