やっぱり『パターソン』in TOKYO
なんだかオープンワールドRPGの中で生かされている、みたいな。
模造された箱庭の中の模擬自由生活、みたいな。
(『パターソン』にはそれでもその内閉的な世界から外部へのイマジネーションが微かな不安、不穏の気配として担保されていた感じはあるが、この映画にはそれも希薄。)
平山の着る青いツナギの背中にある、“The Tokyo Toilet”というロゴの小ギレイさが、やっぱりこの映画のすべてかも。
スカイツリーのお膝元映画(東京タワーはただの遠景としてのみ)。
あと、首都高映画。
平山のキャラクタリゼーションとしての無口さは、ちょっとわざとらしく鼻につく。