最近、ストレス溜まってんのか気が立ってしょうがなくて自己嫌悪までがセットの日常でした。そんな精神状態でみたから、節々で涙をこぼしながら観たよ。
自分だけの美意識をもつことがどれだけ人生において大切なことか。他人からみたらたかがカセットテープの1本でガラクタ同然だったとしても。あそこでなけなしのお金をタカシに渡したのが、とても胸がギュッてなったと同時にホットしました。愛と同じように「日常」もまたお金では買えないものだとこの時はじめて思った。
ただ、おだやかなおじさんなだけじゃなく喜怒哀楽のある人間ってのが、共感力をグッと高めたよね。控えめに言って、平山さん=役所広司が好きです。
根を張って微動だにしないような木だって、毎日揺らいでる。まさに木漏れ日のような人生がどんなに美しいか。
サントラ聴きながらこれを書いててまた泣けてきたのでここまで。