ルーティーンを大切にした慎ましい生活。いろいろ辛酸も嘗めてきた老いていく人生の中で、人の気持ちもそれなりにわかっているからこそ、人を邪険に扱えない。
そんな人の、人生いろいろなラストの表情変化。その表情たちの中で、泣き顔よりも笑顔が多めでよかったね、って素直に思えた。
しかし、他の人のレビューを見たら、評判いいみたいだが、そこまで私には響かなかった。
役所広司はもちろん素晴らしいのだが、脇を固めるキャストたちの豪華さというか芸能人感がリアリティを損ねている気がして…三浦友和、石川さゆり、麻生祐未、柄本時生、もうこれは浮き世離れのスター映画じゃん。
あと日を跨ぐときの、あのちょっとホラーな演出はあれでいいの?意味ありげでちょっといろいろ読み取ろうと必死になってしまったけど。