カカポ

メイ・ディセンバー ゆれる真実のカカポのレビュー・感想・評価

3.0
ナタリーポートマンとジュリアンムーアということで割と豪華キャストが揃ってたので見たが、題材が衝撃的な割には結末はフワッとした感じで「え、これで終わり!?」と結構びっくりした。

「メイディセンバー」という言葉自体が「親子ほど歳が離れた恋愛関係」という意味だそうで、今作も実際にあった1990年台の少年レイプ事件(詳しくはwikipedia「メアリー・ケイ・ルノーノー」の項目をどうぞ)を元にしている。ちなみにこのモデルのメアリーも被害少年との子供を獄中で2回出産、結婚もするが2010年台に離婚し現在は亡くなっている。

どんな理由があったとしても13歳の子供と恋愛するなんてダメに決まってるので観客としても「ダメだろ……」以上に言えることがないし、この映画で描かれることも「いくら愛し合ってるように見えたり、本人たちがそう思ってたりしても、13歳と恋愛する36歳ってやっぱりどっかおかしいんですわ……」という感じだったので「そりゃそうだろ」と思った。
これ女性側が犯罪者だから純愛かのように見間違える人がもしかしたらいるかもしれないが、普通にクソゲロキモいからね!?

ナタリーポートマンが取材を進めるにつれてどんどんジュリアンムーアっぽい顔になってくの怖かったな。「理解しづらい役になりきるのが好き」みたいなこと言うてましたが、いっけん普通に見えてもガチ犯罪者なので、こういうこに学習熱心で真面目な人間が安易になり切ろうとしてはいかんのよ。
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