このレビューはネタバレを含みます
実話映画をよく好んで観て、感情移入してしまうけど
その映画で描かれることは数あるうちの真実の一つの視点でしかなく、ありのままの事実を描いているわけではないんだよな、と。
最近になったから顕著に見えるようになっただけだけど
ありのままの事実を見れてる人なんて、誰もいないのに、今日もインターネットには真実という名のただの解釈が、複雑に絡み合ってレイヤーを重ねてさらに見えづらくなってねじまげられた状態で拡散されていく。
幸せじゃない人が増えると、その傾向は強まるように思う。
実話映画を作るって、かなり乱暴で自己中心的な作業になりがちだから
よく当人に訴えられたりしているのもうなづける。
誰かを無理矢理にでも<解釈>しようとする映画の在り方を考えさせられた。