ふづち

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命のふづちのレビュー・感想・評価

3.0
●エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年パオロ・ピエロボン)

【レビュー】
スピルバーグが映画化したかった話なんだそうだ。

ユダヤ教やキリスト教(カトリック)の教義やらなんやらが絡みあっているので,そういうのに明るくないと「なんのこっちゃ?」になるかも。
ユダヤ教の家に産まれたエドガルドが,両親の知らぬところでカトリックの洗礼を受けてしまったが,カトリックの受洗者というのは他教の家で育てられることはできない──という背景がある。

無神論が多い日本では,あまりピンとこない話かもしれん。
ただ。
個人的には,信仰や宗教ってのは,人を救うものであって,束縛するものであってはならんと思うがな。

【あらすじ】
1858年,イタリアのボローニャ。
ユダヤ人一家モルターラ家の7歳の息子エドガルドが,何者かに洗礼を受けたとして,教皇領の警察によって連れ去られてしまう。
返還を求める両親の奔走もむなしく,そのままカトリック教徒として育てられていく。

https://www.youtube.com/watch?v=qq8fezFYhnA
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