ぶん

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命のぶんのレビュー・感想・評価

3.8
あ~なんてこった⤵
子供の成長には時間がないのに裁判で一年また一年・・・早くしないと洗脳されてしまう。

殺されないだけまし?イヤイヤもうこれはレイプされて一生を台無しにされたも同じだよ。しかも本人には自覚さえないまま親から引き離された。

宗教にどれだけの価値があるのか無宗教の自分には理解できないけど、見えないものに希望を託し信じていく力って、特に昔の人には必要だったんだろうな。その信じるものが違っていたら…

権力でプライドを守る為に意固地になる教皇。何としてもエドガルドを離さない。理不尽極まりない。
でも教皇の滑稽な姿がとっても風刺の効いた作品となっていたのが唯一の気持ち良さだった。

最後は、邦画の「星の子」でも感じたような感覚。
反抗する子どもは自分を守れるのかもと。エドガルドにもっと自我があったならと。
ぶん

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