[イタリア、エドガルド・モルターラ誘拐事件の一部始終] 70点
2023年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。マルコ・ベロッキオ長編26作目。本作品はエドガルド・モルターラ誘拐事件を描いている。かつて…
このレビューはネタバレを含みます
●実話モノ。日本だと『幕末〜明治時代初期』の頃のお話。
●『イタリアの歴史』『キリスト教の歴史』に関する知識が無いと100%愉しみ尽くせない作品。この際、勉強してみると良いと思われる。
●でも、…
“囚われた人”を描いていても近年のベロッキオ映画は見やすい。
完璧な照明に惚れ惚れした。
本作はベロッキオ映画で見てきた人たちがいっぱい、そして『蟻の王』で映画デビューしてルイジ・ロ・カーショが…
このレビューはネタバレを含みます
巨匠ベロッキオが奇をてらうことなく王道の語り口でしっかりと描いた史実。日本人にとっては理解しがたい宗教のお話、だからこそ面白い。すべては誰かを大切に思ってのことだと思うとやるせないけど美しいような。…
>>続きを読むカトリック教による子の連れ去りの史実映画。重厚な映像は見応えがあるが、歴史的ダイジェストを羅列した感が否めず。
肝心のエドガルド少年と家族の話も散漫な印象を受ける。
監督の前作『夜のロケーション』が…
2024-041
赤ちゃんが瀕死(に見えた)だからといって、異教徒に対して(勝手に)緊急洗礼しちゃう神経がまず理解しがたい。教化してやる感。教皇領で世俗の上にカトリックがあるから6歳でも誘拐が成立し…