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アッシャー家の末裔のnuのレビュー・感想・評価

アッシャー家の末裔(1928年製作の映画)
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アッシャー邸の不穏さが様々な形で表現されていた。外の青い色調とロッジ(?)の中のセピアとは異なり、家の中は白黒になっていて不気味さを演出する。カーテンの動きなどで捉えられる風は、家が生きているように感じられる。ロドリックの顔へのクロースアップ、大きく開いた目と照明によって強調される肌の白さは狂人の部分を引き出していた。錯乱したときにトラッキングショットを使うのも時代を超越するような凄さがある。もっと知識があればより楽しめる気もするが、十分濃い時間だった。
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