料理映画って何故かめちゃくちゃ好きで、料理してるシーンってわざわざ映画で見る必要はないのに、と思うけど、ラブシーンよりよっぽどロマンを感じる。こんなに丁寧に何工程もかけられて作られる料理達、絶対に美味しいじゃないか…と幸せな気持ちになった。
恋愛というと日本ではなんだか若者のするもの、恋愛的価値があるのは若い女、みたいな風潮が強いけど、海外には中年の愛を描いた作品も多くて、人柄そのものをまるっと愛おしく思う気持ちってあれだけ長く添い遂げた方がよっぽど説得力があるよなぁと思った。
素敵な映画だとは思ったけど、なんだかヴィオレットに対する扱いに何度も傷ついてしまった…。
個人的には料理映画で言うと去年の『デリシュ!』の方が好みでした。