近世フランスのお料理映画なめちゃくちゃ調理しまくり陶酔映像。
2024年アカデミー賞フランス代表と宣伝されてたりしたが、普通に美食映画として何となく観に行ってみた。
まずオープニング、早朝の薄暗い畑から野菜を取り木漏れ日が漏れるキッチンでひたすら調理する様子を見せていく。こんなにも調理にクローズアップした料理映画はあっただろうかとコース料理を効率よく作っていく描写を見るだけで幸福になりそう、YouTubeの料理動画を何故か何時間も見てしまう.そんな魅力といっちゃああれだがなんか見入ってしまう映像に魅せられる。
そんな料理が完成しジェントルメンたちが楽しく舌鼓を打つ様子、調理シーンより少ないけど普通にめちゃくちゃ美味しそうなフランス料理の数々よ。まあほとんどが調理シークエンスばかりなので、それ以外は料理人である女性と料理研究家の男のドラマがちょこちょこはいってくる人間ドラマがサブプロットなのか。だがあくまでもサブでメインはお料理な感じがまた逆に良い。
あとわりかし室内シーンばかりなんだが、窓から入ってくる暁光が美しすぎる。室内調度品と料理が暁光により極上芸術品に昇華される.そんな映像美が際立ってた稀有な作品だった。
