ポトフ 美食家と料理人のMegmiTanakのレビュー・感想・評価

冒頭から目が離せなくなる料理描写。そのアングル、構成、音声、撮影が秀逸すぎる。
とくに、プロポーズのシークエンスが堪らない。年上ビノシュに対して、真っ直ぐで健気なマジメルが良い。
食、という行為の多面的な実態を表現しているところも興味深い。頭からナプキンをかけて食べるズアオホオジロ（オルトラン）のことは恥ずかしながら知らなかったので勉強になった。今は禁止されているようだがウズラですらグロテスクで食べられなかった私は、一口で骨まで丸ごとなんて、きっと食べられないことでしょう…