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落下の解剖学のhoshinokanataのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.0
カンヌ映画祭パルムドール、ゴールデングローブ外国語映画賞で当然ながら期待値はあがる。

フランスの雪山の山荘で暮らす作家夫婦と息子。
冒頭で起こる落下事故。ポスターのビジュアル通り倒れ死亡したのは夫。発見したのは犬の散歩から帰ってきた盲目の息子。息子の叫び声で駆けつける主人公。
夫の死は事故か自殺か殺人か。第一容疑者となった主人公、息子やマスコミを巻き込んだ法廷ミステリー。炙り出される真実、いや物語が主人公自身が小説家ということもあり、記憶や事実、創作とないまぜになっていく。

英語字幕で観たからきちんと理解できてないかと思うのが残念。英語とフランス語の両方で物語が進むところも作品の肝でもあるし。

それにしても、落下の解剖学、Anatomy of a fallという直訳タイトルが腹落ちしないので、邦題は変えた方が良かったかも。
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