劇場予告、邦題、ポスタービジュからイメージを膨らませ過ぎた感あり。
フランス法廷のあまりに呑気なディベートは大学のゼミさながら。
戸惑いしかなかった。
ええ歳こいた男の情けなさを突きつけられてドンヨリするのは予め覚悟していたが、いっそ破壊力満点にやってくれればよかったのに。
小説で読む方がいいのだろうというプロットで、150分の映像作品としても中身が薄いし、登場人物の言動の機微にも触れられなかった。
だけど、なぜか退屈はさせられないし、人生の正解の無さをじんわり突きつけられる見入ってしまう作品ではあった。