みーすけ

落下の解剖学のみーすけのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.8
まず言いたいのは 大丈夫!犬は死にません!
ワンコがとにかく可愛い。どうやって演技指導したのかと驚く演技力。
そしてホットなロイヤーがホット過ぎて観ている間なんだかヒヤヒヤする。
本題より彼の動向が気になって困る。Twitter(X)のTLでフランスの津田健て呼んでる方いてわかるー!ってなるなど。
本題。
フランスの法廷劇って初めてだけど ボンズ頭の検察官、そんな印象操作いいの?それはあんたの意見でしょ?とマジでムカつくの。フランスの法廷ってこんな感じなの? 人払いしながらも子供も法廷に立たせたり 人権を重んじるフランスぽいなぁとか思ったり。
観客が法廷に参加して裁判を見ているリアル感。
提示される証拠にいちいち『え、聞いてない!』とか『それ関係ある?』とか脚本が秀逸で絶えずドキドキする。
事実はどうあれ、印象操作で物事の白黒が変わるのが自分で怖い。これ日々SNSで見てるやつだわ…となる。
結末を見守るけれど、終わった後の虚無感たるや。
妻の犯行か?自殺か他殺か事故か? よりも、そこへ導かれる事実のために『解剖される』人間関係が露になる怖さが主体の作品なのよね。
少年の一生懸命さとワンコの可愛さに癒される。
そしてホットなロイヤーがちゃんと倫理観ある人で良かった。途中マジでハラハラすんのよ。わざとだよねあれ。
スワン・アルロー 憶えたわよ。
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