まいやん

落下の解剖学のまいやんのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.5
真実も全体の一部の切り取り

階段からボールが落ちてくる始まり
夫が(たぶん)落下
法廷では、「落ちた」夫との「落ちていった」夫婦関係、殺人容疑をかけられ有名作家から「落ちていく」妻が解剖される

解剖とは
構造を明らかにするために
外部だけでなく
内部を細かく切り分けて観る
ana-temnein(ana:up,temno:cut)=cut up(切り尽くす)に由来する

つまり
夫婦、家族の構造を知るために
内部を細かく切り分けている
あらゆる価値観、愛、信頼
切り取られた真実は
想像や推測、虚偽、記憶違いでもある
細かくしすぎて、どこの一部かわからなくなる

期待していた内容ではなく
あまりハマれなかった

見所は、犬のスヌープの演技
これは、すごかった!
まいやん

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