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落下の解剖学のseapointのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.3
法廷サスペンスだ。印象に残るのは大音量で流れたP.I.M.P.と息子がピアノの練習するアストゥリアスだ。どちらも心がざわざわする時ならより神経を逆撫でる。視覚障害者の息子がキーだ。あらゆる所にテープを貼ることで家での立ち位置を確認できるとか?うん?屋外と屋内なら大分ちがうでしょうよ。勘違い?そうかなぁ。しかも時期は冬だぜ。
後付になるけれど口論の録音とかそんなに都合良くとれるかいな。落下の検証は双方側の言い分にはどちらも否定はできない。検察の怒濤の論述に圧倒されるが、決定的なものが見つからない。あぁ、息子中心で考えれば結果は妥当だったのだろうか。それは実に生々しく観客の心に突いてくるからあっという間に観られた。パルムドールも納得。
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