結吏

落下の解剖学の結吏のネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレがどの辺かわからないので、とりあえずネタバレつけました。

映画の冒頭すぐ事件が起こって、あとは裁判メイン。

目が見えない少年が、この裁判で、知らなかった事実を聞くことによってどれだけ傷ついてしまったか考えると悲しい。

最後の決断を彼に委ねるような方向になった裁判の流れも、母親がやったかやらなかったか、わからないからだろうけど、実際出かけてしまった少年に、真実は知る由もない。

裁判で家族の全てが公になって、周りは面白がっているが、当の本人達の苦悩は、いかほどか。
亡くなった父親も、容疑者の母親も、息子の事故で傷ついていて、それを引きずって今日まで来たのだろう。
しかし、夫婦の会話を録音するのは許可も得ずどうかと思うし、浮気した母親も、息子の事故で傷ついていたとしても、ダメなやつだし、この様々な問題を抱えた家族は、父親が亡くなり、さらに傷ついただろう。

最後、母親が言っていた通り、裁判が終わっても何も変わらない、何も得られない。
正にその通りだ。
スッキリしなかったのでこの評価。
結吏

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