思いがけず犬映画でした。目の色素が抜けた犬種を選ぶところに抜け目無さを感じます。
びっくりするくらいサスペンスでは無くて、裁判の様子を解剖になぞらえて順繰りに見せていく形式がなんだか風変わりな味わいで、次々と開示される証言、証拠や検証結果から真実を考えていく、どちらかと言えば裁判長の視点で観ているような感覚なのかなと思います。落下の解剖学ってなんだよって思ったけど観てみると確かにこれは落下の解剖学でした。
弁護士の彼も愛犬スヌープに負けず劣らず良かったですね。お父さんもそうなんですが、セットしてない風にウェーブかかった髪型が色っぽい。次髪切りに行ったら「落下の解剖学の弁護士風で」ってリクエストしてみようかな。