心をちくちくと。
「真実」は数えきれないほどの「事実」で構成されている多面体なんじゃないかと、そんなことを考えた。
存在としての真実はいつもひとつ、だとしても、作中でも言ってた通りそれは大して重要じゃない。
見る角度によって事実はまったく違う有り様をしていて、どの立ち位置から、どんな言葉を使って、どの面を見るか。その方が真実を知る由もない私たちにとってずっと意味を持ってるんだと。
ミステリーと思って観に行ったけど、最終的にはミステリーに帰結しなかったところがすごく良かった。
窓辺で煙草の煙を気遣いながら吸うヴァンサンがセクシーすぎた。