これは好きか嫌いかが分かれそうな映画だなーと観ているうちから思っていました。私はかなり好き系。売り出し方からサスペンス映画かと思いきや、フランスの会話劇です。その主題は、事実の多面性、主観性と客観性、そんなあたり。
ひとつの出来事も語る側が変われば、話は一転し、事実かのように語られる物語の信ぴょう性は失われる。様々な場面でそれを繰り返し描いている映画だと思いました。
今まであったようで、実はないところが評価されているのかな?
録音されている夫婦の言い合いシーンは、あーまじこれあるよねーと、失笑と大笑いの間のような感情で傍観していました。
映画館で観てよかった。でももうちょっとシュッと詰めて、尺を2時間位にできそうかな。