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落下の解剖学のぴーとのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.5
リアルな法廷ってこんな感じなのかな~と実際に見たことはないながら思わせてくれる映像でした。
弁護士さんちょっと伊勢谷友介っぽい雰囲気のあるイケメンだったなぁ~、でさらっと描く絵の表現の上手さに憧れちゃう。

人が転落して死亡した事件に対して自殺?事故死?他殺?と専門家たちがあらゆるケースを想定して分析推理していく様子がちょっと学会の研究発表のような感じもあったりして興味深い、精巧な模型をつくって検証したりCGで分析の結果を動画にして再現したりするあたりが現代って感じがする。

裁判中にも何度も言及されていた”事実”と”想像”については注意が入るたびに観ているこちら側も勝手に「きっとこうだったんだろう」とか「そういうことがあったんならそれが真実っぽいなぁ」と想像してしまっていることに気づく、人間どうしたって多少なりとも個人個人の先入観や固定観念ってものがフィルターとなって思考を曇らせてしまう部分があるんだね。

もしダニエルと同じ立場に立たされた時に自分ならどう結論を出すのか考えてるけどまだ答えはでない…
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