ドラミネーター

落下の解剖学のドラミネーターのネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

敗訴し(無実の罪で捕まっ)たら最悪。では、勝訴し(無実が証明され)たら、、、
何を手に入れるでもなく、「何もない」があるだけ。
実際に裁判にかけられた人ってこんな感じなんだな…と思った。なんか、虚しい。

結局真実は本人にしかわからない。
本人以外、いや、本人すらも、誰も真実なんか見ることはできない。視覚障害の息子が最後に選択したように、自分が信じたいこと、自分が信じると決めたものを、「真実」として受け止めているだけ。見たいものを見ているだけ。
そうやって世の中は回っている。自分たちは生きている。