KT77

落下の解剖学のKT77のレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
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事実は客観的視点から言える唯一の事象。人は事実に基づき自分が納得できるような主観的な真実を作り上げる。一方、マスコミは納得感ではなく、面白いかどうかを重要視する。当事者ではなく、対岸の火事だから。

証拠が少ない中では、当事者が語る真実による印象操作が大勢に大きな影響を与える事が示唆されている。逆に言うと、司法の場では証拠をしっかり積み上げた客観性が不可欠だと感じた。

最後に親子で抱き合うシーン、「僕、見たんだ」のような意味深なセリフを期待した私はマスコミに毒されているのだろう。
2024-14
KT77

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