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落下の解剖学のkomonoのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.5
雪山の山荘で一人の男性が亡くなった。視覚障がいを持つ11歳の息子が発見し、殺人容疑を向けられたのは同じ家に暮らす妻サンドラ。これは事故か自殺か、はたまた殺人か――
脚本賞を受賞しているだけあって作り込まれたリアリティ溢れる会話はどこをとっても見事。一般的な神視点やマスコミのカメラ視点などあらゆる視点を織り交ぜることで裁判において重要な客観視と言うものを体感させるが、事実と憶測を混同させるような工夫も織り交ぜられていて2時間半超でもどっぷり浸かれた。犬がパルムドッグ賞を受賞するほどの名演技を見せてくれます。
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