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落下の解剖学のABBAッキオのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.5
2023年フランス。フランスの山荘で転落死した夫。夫婦は夫がフランス人、妻がドイツ人の作家夫婦で、一男と一匹の犬がいる。この転落死は自殺か他殺か事故か。妻が疑われ、この妻と以前から知り合いらしい弁護士がつく。最初の3分の1ほどは山荘での会話や現場検証、残りの3分の2は法廷での裁判劇。有名作家である妻が夫を殺したのか関心を寄せるメディア、事故で視力を失った子どもをめぐる家族の関係、そして夫婦の関係が徐々に示される。凝った脚本でアカデミー脚本賞もとっており、それなりに面白いが最後は盛り上がりに欠けた印象。自分的には坂元裕二の「怪物」の脚本の方が面白かった。
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