Kaz66

落下の解剖学のKaz66のレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.3
コレは面白かった!
さすが、カンヌ映画祭パルムドール受賞作
(更にパルム“ドック”賞も受賞!)
にして、アカデミー賞脚本賞受賞作だけのコトあります。
監督は女性として3人目のパルムドール受賞を果たした、仏ジュスティーヌ・トリエ。
主演女優は、同カンヌでグランプリを受賞し、アカデミー賞でも国際長編映画賞と音響賞を獲った話題の「関心領域」にも出演してる、独ザンドラ・ヒュラー。アカデミー賞には本作で主演女優賞ノミネート。(けど、女優賞は逃した…)
プロットは、人里離れた山荘での男の不可解な転落死をめぐる法廷ドラマ…。
事件(事故?)に至るまでの“状況証拠”や、夫婦関係/親子関係、仏で暮らすドイツ人という言葉の壁、転落死の夫寄りの証言の数々、自立した強い女性への眼差しなど…、様々な事が法廷で顕になり感情が揺れ動く様を素晴らしい脚本とシンプルな演出で描く、会話劇の傑作。
ワンコ(メッシ)🦮の演技もホント素晴らしく、さすがのパルムドックでした。
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