このレビューはネタバレを含みます
冒頭で犬のスヌープのボールがトントントンって落ちてくる。「落下」だ。
母親サンドラの裁判を傍聴するダニエルの瞳がかなしい。ピアノを弾くダニエルの姿がかなしい。
声が聞こえるかの確認で「P.I.M.P」が再度流れるの結構どきっとする。傍聴もそうだけど、11歳の子には酷な状況が多かった、というか事件が起きてから最後まで。
一見回想シーンに見える「夫婦のケンカ」と「車の中の父親」のシーンは回想ではなく裁判での証拠音声や証言を映像化しただけで事実とは限らないらしく、なるほどー。
結局父親サミュエルの死の真相はわからないけど、裁判では判決が下されるだけで事実が明確になるわけではないっていうのを描きたかったのかな。
サンドラの元にスヌープがきて横になるシーン素敵だなと思ったけど、逆にそれまでサンドラとスヌープの交流シーンはほぼなかったんだね。