脚本賞受賞ということで映画館まで。
主観/客観といった観点での評価は既にごまんとされているが、確かにその点に偏るのも無理はない、そう感じてしまう。
特に物語中盤のあるシーンで映画を観ている私の主観が見事に裏返っていくのを感じて、心の中で拍手を繰り返していた。
誰を主人公に添えるかで敵/味方の区別を頭が自動的にしてしまう、といった経験は誰もが経験したことのあることかと思う。
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自分がどういった魂胆で物事を成したか、は非常に重要なことだと思う。しかし他方には他方の考え方が無限に存在することを考えなければならない、そういうやるせなさが各法廷ごとに同じだけ無限に存在する。