セトワトソン

落下の解剖学のセトワトソンのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
4.5
こういう制作陣のメッセージてんこ盛りで、観る側の私たちにもズシリと刺してくる映画大好物です。

序盤「思ったよりちゃんとサスペンスだな…」
中盤「裁判すご!仏版ひろゆき!おもろ!」
終盤「えっこれはサスペンスだったのか?」
みたいな状態でした。

『大事なのは事実ではなく印象』
『選択肢が2つあったらどちらかを選ばなければならない。』
『真実も根拠も見つからないときは心で決めるしかない。』

裁判という場によって顕著に現れますが、こういうのって「現代社会の暗黙知」みたいなもんですよね。

仮にそんな文化だとしても、自分は映画に居たようなあんな烏合の衆&マスゴミにはなりたくないですね。