まる

落下の解剖学のまるのネタバレレビュー・内容・結末

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

脚本賞納得。
わんちゃん、お芝居上手い。天才。かわいい。

ケンカの録音から一気に形成逆転するのが見事だった。

事実よりも、どう見せるか。
人が亡くなったのにエンタメ的に作り上げる裁判、報道。

マンスプレイニングならぬウーマンスプレイニングで、家事や子育てに追われやりたいことができないという、立場が逆転した設定もよかった。
口ケンカの内容、熱量もセリフも苦しかった。。あるんだよなあ、こういうの。。
結局、家事の分担に始まり、カップル間で偏りが出るのはよくないわ。。

夫が亡くなってすぐ容疑をかけられ、家庭の話なのに世間に晒され、裁判で勝つことが目的になり、後に残るのは無罪の証明のみ。
全てが終わってからやっと夫・父が亡くなった悲しみに向き合い始めたように思った。
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