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落下の解剖学のナッツのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.6
サスペンス要素が強い作品なのかと思っていたが、とてもリアルな法廷劇だった。
夫婦や家族の関係がリアルに描かれる。
いかにもヨーロッパ映画らしく、大きなどんでん返しがあるわけでもない。
観客に真相を委ねるといった安易な消化不良な終わり方でもなく、ある結論が提示される。
しかし多少の疑問の要素を残す終わり方が秀逸。
途中二転三転する展開も自然。
BGMも少なく、使われる音楽も効果的。
長いので、途中退屈に思う人もいるかも知れない。
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