とにかく裁判、めーちゃくちゃ面白かった。
自分の記憶の中で、裁判モノの作品ってどっちかが悪とか善って分かってるストーリーばかり見てきてて、「真実はこっちなんだよ裁判官！陪審員！」みたいな気持ちで見てた気がするけど、このストーリーは気付いたら自分も一陪審員みたいな気持ちで必死に証言や役者の表情を見てた。
劇場を出た後の余韻もなんか上手く表現出来ないけど、裁判所傍聴して出てきたみたいな、リアルな感覚だった。目も頭も疲れたけど本当の裁判丸ごと一気見出来たみたいな満足感。
傍聴するの趣味みたいにしてる人の気持ちが少し分かった気がする。
派手さはなくてもこういう繊細で丁寧で上質な作品を観ると、「映画って、演技って、やっぱ面白いよなぁ」ってなる。
検事のキャラクター何気に好きだった
弁護士ひたすらイケおじ
あと、わんこの演技にビックリした。ただ動いたり可愛い表情付けるだけだけじゃなくて自らの容態を表現するようなあんな演技してるの初めて見たかも。あのなんとも言えないヤバい目の飛び方？とかどやって指示しとるんだろって思った。
何を信じどう組み立ててどんな決断をするのか、
その決断を其々がどう感じるのか。
考え出すと迷宮に迷い込んじゃう
