ななな

落下の解剖学のなななのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.9
フランス映画であることを忘れて
めっちゃ深読み考察、奇想天外ラストを色々考えてしまった…
淡々と進んでいくけど、セリフがどんどん続いていくので、
殺人か?自殺か?事故か?を考察するためには字幕を読むのに目が離せず、体感はあっという間だった。

ダニエルとスヌープに助演男優賞あげたい。
無罪になってもありとあらゆる超個人的なことが露わになり
真実を明らかにするために人権がなくなる。
無実の人間にとっての裁判って残酷だなぁと
ラストの無罪になっても何もない、終わっただけというセリフで感じた。

全ての登場人物の立場、視点でみてもむずかしい。
どこまでもずっとグレーで、鑑賞後に色々と考えちゃう作品でした。
家じゃ観なかっただろうから、劇場で見られてよかった。
タイトルセンスも抜群!
ななな

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