このレビューはネタバレを含みます
はっきりしない真相。
だが、これがいい。
フランス語ってなんか早口。
検事さんのフランス語、余計に早く感じる…
って、まぁ、それは置いといて、
人の数だけ考え方があり、見方がある。
先入観なく見ているようでも、結局凝り固まった先入観を通して、世界を見とるんやろなーって感じた。
また、検事、弁護士、息子、旦那、奥さんにもそれぞれの立場から語る物語がある。
真相、真実がわからないので、
それぞれの立場から物語を推測するしかない。
早口の検事も、弁護士という立場であれば、殺っていないという立場からの物語を語ることになるだろうし、弁護士さんもまた然り。
結局、裁判長は、真相解明の為に行動した息子の物語を信じた。
そしてあの奥さんは無罪に。
それが真実なのかはわからないが…。
ただ、確実に落下したものがある。
それは夫婦関係。
あの家族はこれからどうなるのか…。
奥さん好きなあの弁護士さんの、本音を知りたいね。