落下の解剖学のプランタンのレビュー・感想・評価

結婚したことある人には夫婦のリアルな会話であり、そのときそのときですべて真実を言ってるわけではないと知っている。

その会話の一部が切り取られセンセーショナルに他人にジャッジされる法廷、という場で生じる歪みや推測の怖さ。それに、主人公が小説家であること、母国語でないことなどの要素をうまく絡ませてすごい脚本になっている。

ミステリースタイルを借りて、壊れゆく夫婦の会話を見せたいんだろうなと思った。

この脚本、パートナーとの共同というところがリアリティを強めている。