このレビューはネタバレを含みます
ドラマとか映画を見ていて“事実”が判明することが当たり前だとついつい思ってしまっていたが、実際には誰も目撃者がいない事件や事故は多く存在し、それぞれの“真実”や主観的な視点、証拠、当時の状況等を基に曖昧に判断が下され、白黒ハッキリしないことが少なくないことに気付かされる作品。
それが事実とは限らない、答えは永遠に当事者にしかわからないモヤっと事象って世の中ホントはたくさんあるよねっていう物語(たぶん)。
ゆえにおそらくコレが法廷のリアルであり、だからこそ終始モヤモヤとしていて結局答えも導き出されないから、評価が低めなんだなぁ〜と納得できた。
でもだからこそ常々どこか引っかかってた検察側と弁護側の白黒ハッキリしすぎた役割の意味が理解できてヨカッタなぁ〜。
たとえソレが嘘(フィクション)だとしても人間は答えを知りたい生き物なんだなぁ〜とも思った。